北海道土質試験協同組合北海道土質試験協同組合

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PICK UP 砂防ソイルセメント

現地発生材料を有効利用して
砂防工事を安全で経済的に Efficient use of locally generated materials for
safe and economical sabo construction.

砂防ソイルセメントとは

現地発生材料にセメントと水を混合して作られる土砂とコンクリートとの中間的な材料になります。砂防堰堤中詰め材としての使用や堰堤基礎地盤の改良等、砂防工事の幅広い箇所で使用されています。

砂防ソイルセメント使用のメリット

  • 現地発生材料を建設材料として使用するため、材料費の減少や搬出土砂の減少による運搬費減少による建設コストの低減が図られます。
  • 使用建設材料や発生材料運搬車両の減少、土捨て場の確保が必要なくなるなど環境負荷への低減効果があります。
  • 山間部で施行されることが多い砂防工事では、発生土搬出や建設材料搬入に困難や危険が伴う現場が多いため、これらの頻度が少なくなることにより現場の安全性が向上します。
  • 基礎地盤改良による基礎地盤強度の増加や土砂材料と比較して強度が強いことによる断面の縮小等、経済的な設計を行うことができます。

砂防ソイルセメント示方配合試験

当組合では砂防ソイルセメントの示方配合試験を実施しています。

示方配合試験とは要求される品質(強度・単位体積質量)を満足する配合を決定する試験になります。

当組合で砂防ソイルセメント示方配合試験を実施するメリット

  • 砂防ソイルセメント示方配合試験には現地発生土(母材)の性状を確認するための各種材料試験と、実際にセメントを練混ぜて供試体を作成する配合試験がありますが当組合ではこれら両方の試験及び必要に応じて実施する試験に関してワンストップで試験が実施ができます。
  • 各試験に精通した経験豊富な職員が試験を実施するため、正確な試験結果が得られるとともに必要であれば試験結果に対して適切なアドバイスができます。
  • 配合試験では母材のばらつきが試験結果に及ぼす影響が大きいため、大型ミキサーによる母材混合を実施し、均質な母材で試験を実施します。
  • 配合試験に先立ち材料試験から得られた母材の性状を踏まえ、施工に適した含水比の範囲等きめ細かな提案をいたします。
  • 実施行と示方配合試験結果が乖離しないように、実施行での練混ぜ方法に合わせたミキサー(強制練りor重力式)を提案させていただき配合試験を実施します。
  • 練り混ぜ
  • 供試体作製
  • 圧縮試験
  • 圧縮試験後供試体